人々が生まれ、育ち、暮らし、働き、老いる環境が乳幼児期、青壮年期、老年期の健康に深く影響しています。さまざまな生活習慣に年齢が加わり、がんや脳卒中・心筋梗塞などの生活習慣病にかかり、多くの人が命をおとします。世界中の人々の死因の危険因子として1位 高血圧2位 喫煙3位 運動不足が挙げられます。高血圧は症状がなく軽視されがちですが、放置しておくと脳卒中や心筋梗塞・腎不全・認知症などをおこす大変怖い病気です。
高血圧は通院されている方で最も多い病気で、日本では約4300万人います。高血圧は適正に介入すればコントロール可能ですが、コントロールされている人はわずか27%しかいません。高血圧の人はまず、減塩・体重減・運動・節酒・禁煙・野菜、果物の摂取をして血圧が下がらなければ薬を飲みましょう。血圧は測るたびに変化しますので、家庭での血圧測定が重要です。